今日、Postfix 2.6.0-RC3がリリースされました。RC3ではmilterのSMFIP_RCPT_REJがサポートされたそうです。
SFMIP_RCPT_REJオプションを指定すると、ユーザ不明などの理由でMTAが拒否した宛先の情報もmilterに渡ってくるようになります。この機能を使うことにより「3つ以上MTAが拒否した宛先があるメールを拒否する」といったことができるようになります。
拒否したアドレスかどうかは{rcpt_mailter}マクロの値が"error"かどうかで判断することができます。"error"の場合は{rcpt_host}の値がステータスコードになり、{rcpt_addr}の値が拒否した理由になります。
参考:
他にも送信者アドレスを変更できるようになっているそうです。
Postfixのmilter対応が強化されてきて、多くの機能がmilterで実現できるようになっています。milterでメールフィルタ機能を実装するケースがさらに増えていくかもしれません。